「おごられ」マナーを心得て 宴会の季節も「かわいい後輩」

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分からないうちは払う気持ちで

   回答者からは、

「>財布を持って払おうとする演技をしたりしていますが、それも白々しい気がして心配です。
上記で十分だと思います。おごってくれることが確定した時点で感謝の言葉を述べます」
    「形ばかりにお財布を出して、おいくらですかと聞き、いいよ今日は俺が出すよといわれ、いやいやそれはまずいですといい、いいから気にしないでと返され、すいません今日はご馳走になりますという。これが日本の大人社会のお作法の一連の流れです。奢るほうもこんなのは単なる儀式であることは百も承知です。けれど、財布も出さないとそりゃそれでお前財布も出さないのかよと思うのです」

など、「おごられると感じても自分で払う意思を態度で示すのがよい」とのアドバイスが。

   「苦手なメニューでも同じものを頼むべきか」については、

「本当に大嫌いなもので我慢した結果苦手なのがバレて相手の気を悪くさせてしまうかもしれないくらいなら我慢しない方がいいでしょうし、我慢できる程度のもので我慢した方が考えすぎずに済むならそうすればいいと思います」
    「自分で出しますので、〇〇お願いします。すみません、ちょっと苦手なもので・・・とはっきり言えばいいと思います。ムリなものを頼んでしまうと次回も大丈夫だと思われますし相手に対してもとても失礼になります」

と、「苦手なら合わせるほうが失礼」と考える人が多いようだ。

「私は会社員時代、若い頃はよくおごってもらったし中堅からは後輩をよくおごってましたけど、後輩がどれだけ好きなもの(少々高くても)頼んでもおごってましたよ。そんなしょちゅうあったわけでもないし」

と、おごる立場の人からは「そんなの気にしない」との声が書き込まれた。

   ビジネスパーソン向けサイト「R25」には、「新入社員『おごられマナー』の基本」という記事が掲載されている(2014年2月27日)。

   そこでは、日本マナー・プロトコール協会の明石伸子氏が、

「注文時に、上司や先輩が『何でも好きなものを頼んでいいよ』と言ってくれたら、それは『ご馳走するよ』という意思表示。ただ、そこまではっきりしたセリフがなければ、自分の会計は自分で支払う気持ちでいるのがいいでしょう。注文については、少々高くても自分の好きな料理を頼んで問題ありません。これは最初からご馳走してくれると分かっている場合でも、ハッキリしないケースでも同様。遠慮しすぎるのは相手に対して失礼なので」

と明快に語っている。先の相談に寄せられた回答は、この心得に照らしても正解のようだ。

   さらに、「お礼は3回。お店を出る時と別れる時、そして翌日に『ありがとうございます』といいましょう」と、おごってもらった後の「お礼マナー」もきっちり指南されている。(MM)

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