仙台名物「ずんだ餅本舗」解散 きれいな引き際に称賛の声も

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「迷惑かけない」店じまいに称賛の声

   たしかに、「廃業」「閉店」「解散」を伝えるのは、なかなか難しい。黄金食品の代表者も、Twitterのハッシュタグに背中を押され、なんとか公表できた。そんな感じだったのかもしれない。

   こうしたツイートに、インターネットには、

「ずんだ餅、一度は食べてみたかったなぁ~」
「ずんだずんだずんだーああー。宮城のソウルフードの店が消えるのは悲しい」

といった惜しむ声が多く寄せられる。

   その一方で、

「こういう後継者不足の企業って結構あるみたいだな」
「コンビニの菓子やスイーツや街のケーキ屋まで競合が多過ぎるからな」
「まあ、ずんだ餅って家庭で気軽につくれるからね」
「その『悪い時期』を創意工夫で乗り越えるとさらに飛躍できるんだがな。。。」
「ずんだ餅売ってる会社はたくさんあると思う。ずんだ餅が食えなくなるわけではない」

などと、中小食品メーカーの経営環境のきびしさを指摘する声は少なくない。

   J‐CASTニュースは2016年11月30日、黄金食品に「解散の理由」を聞いたが、丁寧に断られた。材料費の高騰や競合の激化など、「閉店」「解散」につながる要因はさまざま推察できるが、同社は「限定したもの(原因)はありません」とだけ話した。

   企業経営には、業績が好調な時期もあれば悪い時期もある。好調が長く持続すればいいが、風向きが急に変わることもある。無理を重ねることで「やめどき」を逃して、倒産という道を歩む企業もまた多い。

   そんなことから、インターネットでは黄金食品を支持する声が多数寄せられてもいる。

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