忙しい現代人にはストレスが付き物だ。趣味やスポーツなどで上手に解消できればいいが、そんな時間すら取れなかったり気力がなかったりで発散できないでいると、体の不調となって現れることもある。
そんな「ストレスと体の不調」に中医学の立場からアドバイスを発信する、漢方専門店のツイートが話題になっている。
ぜひセリ、セロリ、パクチーを
注目されているのは、北海道北見市に店を構える「ミドリ薬品」の櫻井大典店長のツイッターアカウントだ。たとえば、こんなアドバイス。
不満を出さない人、我慢強い人、良い人ぶってしまう人は、気のめぐりが悪くなり、抑うつ感が強くなり、両脇や胸が張ったり、ゲップやおならがよく出たり、頭がふらついたり、腫る様に傷んだり、イライラしたり、悲しくなって涙が出たり、夢を多く見たり、咽が詰まった感じがして咳払いが多くなります。
— 漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2016年11月12日
不満を出せず、我慢が強く、良い人ぶってしまう人は、是非、セリ、セロリ、春菊、パクチーなど香味野菜や柑橘類を摂り、良い香り、好きな香りを周りにおいてください。
— 漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2016年11月12日
深呼吸して、ストレッチして、出来るなら早朝の散歩も良いでしょう。
とにかくのびのびとさせることが大事です。
このツイートに対し、
「1から10まで当てはまってモーほんと嫌」
「イライラしたり以下が特に当てはまりすぎ」
「半月前ほどからこんなかんじでプラスおなかゆるゆるだったり...やばげ?」
など、例示された症状に悩んでいる人々からの反応が続々と寄せられている。
「今日は常夜鍋とみかん食べます♪」と、早速伝授された対策に乗り出す積極派もいた。
「呑気症」の可能性も
ゲップやおならが頻繁に出てしまう症状については、ヘルスケア製品を展開するオムロンの公式サイトにも解説が掲載されている。
仕事や人間関係などで緊張したり、不安になったりした時に思わず唾液を飲み込むことがあるが、そのとき同時に空気も飲み込んでいる。ストレスのかかった状態が慢性化すると、飲み込む空気の量が多くなって胃や腸に溜まり、ゲップやガスなどの症状が出やすくなる。それを人前で抑えようとしてさらなるストレスを呼び、また空気を飲み込んでしまう......という悪循環に。このような病気を「呑気症(どんきしょう)」または「空気嚥下症(くうきえんげしょう)」という。
また、緊張や不安がある時や、スポーツをしたり重い荷物を運んだり仕事を頑張ろうとしたりする時、知らず知らずのうちに歯を噛みしめる。この時舌が上あごに付き、唾液が奥に流れやすくなる。その唾液と一緒に空気を多く飲み込んでしまう。これは「噛みしめ・呑気症候群」といい、ゲップやガスに加え、頭痛や肩こり、目の痛み、ふらつきなどにもつながる。
予防対策としては、
「積極的にストレス解消を図る」
「時々意識的に深呼吸するなどして、噛みしめグセを改善する」
「食事はよく噛んでゆっくり食べ、胃腸に負担のかかる揚げ物類は控えめにするなど、食事に気を付ける」
の3つが挙げられている。(MM)