気配り女子アナに学ぶ贈り物術 相手の心温める「大人の女」に

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   この頃、同世代の女子アナウンサーの方々と仲良くなる機会が多い。これは嬉しいことである。私は聡明な美人が大好きだからだ。自分にはない華やかさや、特殊なキャリアを持つ彼女たちと付き合ううちに、ある共通点に気がついた。皆さんは、とっても「贈り物」が上手なのだ。

  • 女子アナウンサーはギフト上手
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田中みな実アナが「先日のお礼に」と

   「これ、田中みな実さんからです。先日のお礼にと」「え、私にですか!?」先日、朝の情報番組「モーニングCROSS」(TOKYO MX)の楽屋で、私は目を丸くした。その前の回で、私はかねてから大ファンだったフリーアナウンサーの田中みな実さんと同席し、興奮のあまり「好きです!」と口走るなど、醜態を晒してしまったのだ。そんな私に、田中さんからプレゼントがあるという。

   ディレクターの方から渡されたのは、真っ白なクリスチャン・ディオールの紙袋。一体これは、どういうことか。何年も前からファンで、彼女を絶賛するコラムまで書いていたとはいえ、私と田中さんは一度しか会っていない。それなのに、田中さんは私に、素敵なディオールの化粧品と、お手紙までくださったのである。

   美しい手書きの文字と、私のためにみつくろってくださった贈り物は、私の宝物になった。もし私が彼女と同じ立場だったら、自分の一ファンにすぎない、しがないライターに、これほど心のこもった贈り物ができるだろうか。

北条かや
北条かや(ほうじょう・かや)
1986年、金沢生まれ。京都大学大学院文学研究科修了。近著『インターネットで死ぬということ』ほか、『本当は結婚したくないのだ症候群』『整形した女は幸せになっているのか』『キャバ嬢の社会学』などがある。
【Twitter】@kaya_hojo
【ブログ】コスプレで女やってますけど
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