「仕事が面白くありません。給料は悪くないので、お金のためだと割り切って続けるべきでしょうか」
難しいね。仕事が面白くないのは辛いね。でも仕事って面白くないものなんじゃないかな。
縁あってその仕事についた以上は
あなたが入社早々の人なのか、それとも中堅、あるいは定年前、どの段階にいる人なのか分からないので軽軽に言えないんだけど......。
私は新入社員の頃、先輩から「10年我慢しろ」と言われたことがある。その頃は、仕事が面白くなくて行くのも嫌だった。だから「3日、3か月、3年」と呪文のように唱えて満員電車に乗っていたものだ。勤務が3日続けば、3か月続く。3か月続けば、3年続く。3年続けば、なんとか頑張れるんじゃないかという意味だ。
前回、連合艦隊司令長官山本五十六元帥の言葉を紹介したけど、彼にはこんな言葉もある。
「苦しいこともあるだろう。
云い度いこともあるだろう。
不満なこともあるだろう。
腹の立つこともあるだろう。
泣き度いこともあるだろう。
これらをじっとこらえてゆくのが男の修行である。」
仕事って修行みたいなものじゃない? 縁あってその仕事についた以上は、「じっとこらえてゆく」のも大切なことだと思う(不法な仕事じゃなければね)。
誰かの役に立っていると思えるから
お金のためだと割り切って働くのは悲しいし、ストレスがたまる一方だと思う。仕事というのは、誰かの役に立っていると思えるからやれるものだと思う。
私も先輩に言われた通り、10年我慢したら、仕事の面白さに気づいた。私の場合、途中で会社を辞めてしまったから偉そうには言えないけれど、決してお金のためだと割り切るようなことはなかったね。
キリストの有名な言葉に次のようなものがある。
「人はパンだけで生きるものではない。神の口から出る一つ一つの言葉で生きる」
この言葉であなたの質問に答えるとしたら、「人はお金のためだけで仕事をするもんじゃない。お客様や多くの人の感謝の言葉のために仕事をするものだ」ってことにならないかな。
「神の口から出る一つ一つの言葉」ってあなたの仕事に対する感謝の言葉だと思うよ。(江上剛)