米大統領選挙の開票が始まった日本時間11月9日。朝方はクリントン氏が勝利するものと楽観的に予想されていたが、激戦州と見られていたフロリダ、ノースカロライナなどをトランプ氏が制すると、一気に流れが変わり、午後には米有力メディアがトランプ氏勝利を報じた。早明両君も、この波乱の展開にそれぞれ懸命に対応。その結果は......。
まだ遅くないと態勢を立て直し(明治)
今週は米大統領選というビックイベントが日本時間11月9日にありました。市場が民主党のヒラリー・クリントン氏の勝利を予想していたことから、共和党のドナルド・トランプ氏の勝利は為替相場に大きな衝撃を与えました。
大統領選の鍵を握る激戦州とされていたフロリダ、オハイオ、ノースカロライナでトランプ氏の優勢が報じられると、楽観的なムードだったマーケットは一変し、ドル/円相場は105円台から一時101円台前半までドル安円高が進行しました。
しかし、トランプ氏が勝利演説で、これまでのような過激な発言を封印し、米国経済にとって前向きな発言をしたことから、市場はトランプ大統領誕生に一定の評価を示し、為替相場は切り返して106円台まで上昇しました。
来週の相場では、引き続きトランプ氏の動向、そして再び米連邦準備理事会(FRB)の金融政策にも関心が向かうため、米主要経済指標等にも注目が集まりそうです。
取引では、9日の早朝まではクリントン氏の優勢が見込まれており、私もクリントン氏勝利を予想し、ドル/円をロングする形で楽観的に構えていました。しかし、午前10時ごろから、予想外にクリントン氏が苦戦していると報じられ始めました。
午前11時から正午にかけて、メディアの予想においてトランプ氏がクリントン氏を逆転するようになり、相場は急激なドル安方向に向かいました。その時も、依然としてドル/円をロングしていたので、かなりの損失を出しましたが、トランプ氏勝利の場合、100円を切るとの予想もあったため、まだ遅くないと思い、103円台前半でショートを始めました。
結果的に、そこから大きく100円方向へ向かいました。急激な反発を受け、利確用においておいた逆指値にかかりましたが、予想を外した序盤の損失をほぼ穴埋めすることができました。
「FXは頭をフラットにして、相場の流れに逆らわない」ということを再認識して、これからの取引に生かしていきたいと思います。(明治NS)
取引履歴
(1)11/09 09:01 105.002 ロング
(2)11/09 09:02 105.021 ロング
(3)11/09 09:06 104.983 ロング
(4)11/09 09:14 104.546 全決済 損益-43円
(5)11/09 09:15 104.675 ロング
(6)11/09 09:25 104.829 決済 損益+46円
(7)11/09 10:57 104.558 ロング
(8)11/09 11:16 103.184 決済 損益-137円
(9)11/09 11:16 103.180 ショート
(10)11/09 11:28 102.533 決済 損益+129円
先週からの損益 -5.00円
現在 1491.65円
(※小数点以下については、システムトラブルのため正確ではない)