渡して怒られるとは何たる不運 職場で違う「遅延証明」の軽重

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   悪天候や事故、設備の不具合など、公共交通機関は毎日何らかの原因で止まったり遅れたりするもの。通勤・通学で利用している人は、一度や二度は電車やバスの遅れで遅刻を余儀なくされたことがあるのではないか。

   その際、遅刻の理由として示すものが「遅延証明書」だが、「必ず持って来い」「そんなのいらない」など、扱いは会社・上司によって様々あるよう。あなたの職場では出す? 出さない?

  • もらうのも一苦労だったり
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郷に入っては郷に従え、だろうが

   Q&Aサイト「発言小町」に、人身事故の影響で遅刻したという人の投稿が寄せられている(2016年10月27日)。

   以前にいた職場では、アクシデントに出くわしたとき、すぐさま会社に電話して遅刻すること、大体の遅れる時間を伝え、わずかな遅れでも遅延証明書を提出していて、それが当たり前だと思っていた。しかし今の職場で同じようにしたところ、「誰もそんなことやらない。たかがちょっとの遅刻で、いちいちそんなことするな」と、かえって怒られてしまったのだとか。

「郷に入っては郷に従え......なんでしょうが驚きました。うちもそうだよ!なんて方いますか?」

と、他の職場の様子が気になるようだ。

   回答欄には、

「私の会社も電車の遅延の場合は電話連絡のみで、遅延証明書は提出した事がありません」
    「私の勤め先では『鉄道の遅延は不可抗力』ということから、10分どころか2時間遅れでも延着証明の提出はありませんでした」
    「ウチの職場も、まぁユルいですね。ある意味、勤務時間管理が雑という意味の、自覚のないブラックなのかも・・」

など、「うちも必要ない」との書き込みが目立つ。遅延証明書など不要、という職場は結構あるようだ。逆に、

「私の職場は、むしろ電車遅延は遅刻扱いです。(勤怠の×評価はつきませんが、時間が引かれます。もし、1時間電車遅延で遅刻したら、1時間残業するしかありません)」

と、かなり厳しい職場も。

「ひとまず遅延証明をもらって、保管しておけば?いらないって言うんだからいらないんだろうけど後でもめるといけないからね」

と、トラブルに備え一応もらっておくとよいとのアドバイスも寄せられた。

   大都市の電車が遅れたり止まったりするたび、ツイッターなどでは「遅延証明書をもらうために長蛇の列に並んでいる」との報告が相次ぐ。これでさらに出勤時間が遅れてしまうというケースも多く、「証明書をもらうために時間を費やすくらいなら早く来い」という考えの職場もあるのかも。(MM)

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