カシオがプリンターから撤退 プロジェクターなどに資源集約

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   カシオ計算機は、プリンター事業からの撤退を決めた。2016年11月2日に発表した。不振が続く法人向けシステム事業の構造改革の一環で、プリンターのほか、企業の業務を支援するオフィスオートメーション(OA)の不採算分野から撤退。対象の製品やサービスに従事する人員を現在の約500人から半減させる。

  • 時計には「チープカシオ」人気という、いい話もあるのだが
    時計には「チープカシオ」人気という、いい話もあるのだが
  • 時計には「チープカシオ」人気という、いい話もあるのだが

システム部門は14億円赤字

   会社概要によると、同社の主要製品は、時計、電子辞書、電卓、電子文具、電子楽器、デジタルカメラ、ハンディターミナル、電子レジスター、オフィス・コンピューター、ページプリンタ、データプロジェクター、金型など。

   プリンター事業を含むシステム部門は2016年4~9月期の連結売上高のうち1割強に当たる192億円を占める。営業損益は14億円の赤字だった。プロジェクターなどに経営資源を集約し、システム部門の早急な立て直しを図る。

   なお、同日発表した2016年9月中間期決算(連結ベース)は、売上高が前年同期比9.9%減の1567億円、営業利益が37.7%減の134億円、最終利益が58.6%減の63億円だった。

姉妹サイト