資生堂が保育事業に参入する。2016年11月1日に発表した。17年2月をめどに、保育サービス大手のJPホールディングス(HD)と合弁会社を設立し、企業が社内につくる保育所(事業所内保育所)の運営受託に参入、女性が安心して働ける職場環境の整備をサポートする。
まず掛川工場に保育所新設
新会社の出資比率は資生堂が51%、JPHDが49%。保育士の派遣など運営はJPHDが担う。まずは資生堂の掛川工場(静岡県)内に定員50人の保育所を新設する。
資生堂は、他企業からの運営受託を増やしていくほか、事業所内保育所の開設を検討する企業への相談業務も行う考え。
社員の約8割が女性の資生堂では、早くから女性の「働きやすい職場環境づくり」に取り組んできた。2003年には社内保育所を開設。そういったノウハウを他社にも提供していく。