「日経WOMAN」2016年11月号によると、働く女性の4人に1人が自らを「貧困女子」と考え、ほぼ同割合が「貧困」になる危機感を抱いているという。
「堅実」で知られる読者ですら
同誌の公式サイトで2016年4月、1580人を対象に「『貧困女子』または『貧困女子』予備軍だと思いますか?」というアンケート調査を行ったところ、「貧困女子だと思う」24.9%、「貧困女子予備軍だと思う」27.1%の結果となり、実に半数を超える女性がすでに貧困、あるいは貧困すれすれであると認識している実情が明らかになった。
同アンケートの個別回答を見ると、
「学生時代のクレジットカードの返済がまだ残っています」(22歳・建設・経理・年収300万円・貯蓄残高ゼロ)
「400万円以上お金が貯まっても、仕事が一段落して時間ができるとどこかに消えていく...」(35歳・IT・デザイナー・年収200万円・貯蓄残高ゼロ)
「このまま、おひとりさまの老後に突入しそう」(39歳・IT・SE・年収350万円・貯蓄残高2900万円)
「40代で派遣社員。この先、仕事があるかどうかも分からないので」(43歳・金融・事務・年収160万円・貯蓄残高ゼロ)
「貯蓄がない。常に赤字。副業をしないと、家計が全く回らない」(33歳・通信・事務・年収320万円・貯蓄残高ゼロ)
と冷え冷えとした生活実態が報告されており、「堅実」で知られる日経WOMAN読者ですらここまで追い詰められているのか、と驚かされる。
「わたし貧貧貧困女子やん」
では世間の一般女子は、とツイッターをのぞいてみると、
「完全に浪費癖がついてる。まずい。まいど、隠れ貧困女子です」
「今の10~20代の女性の3分の1が最貧困女子といわれ年収114万円以下なんです。こんなので生活できますか?」
「女性の社会進出と地位向上には賛成してあげたいけど、これから日本社会は理系重視で数学出来ない女の子が生きていくのはもっと厳しくなるから、現実としては貧困女子の増加や低年齢層の売春は止まらないと思う」
「手取り15万もらってて文句言ってんじゃねーわ。そんなん、わたし貧貧貧困女子やん」
「テレビ見てたら、貧困女子って出てたんやけど、その貧困女子より、月収はるかに低かった。。。(*_*)」
やはり苦しい懐事情を抱えた女性の悲痛なつぶやきがいくつも見つかった。
ちなみに自分が貧困女子かどうかを自己診断するチェックリストが日経WOMANのサイトに紹介されている。
□ 現在の貯蓄残高はおそらく10万円以下だ
□ ローンがあるのに、クレジットカードでさらに買い物してしまう
□ 仕組みはよく分からないが、リボ払いを利用している
......などなど。
たくさんチェックが入る人は要注意。一度、しっかりと我が身を振り返ってみよう。(KM)