今回のテーマは就活NGフレーズです。様々な場面で、言わなきゃいいのに学生がつい言ってしまう、聞いてしまうフレーズがあります。たいてい本人に悪気はないのですが、その一言で窮地に陥ることもあります。
では、それぞれの場面を見ていきましょう。
身近な人に聞いてはいけないこと
「どういう企業がいいと思う?」
この質問を自宅や実家で母親に聞くのはNGです。
就活中、学生は親を頼りにすることがしばしばあります。それはかまわないのですが、決定的にまずいのは、母親に企業選び・業界研究について聞くことです。
よほど社会人生活が長くて、様々な企業・業界事情に詳しい人ならまだしも、多くの母親は、それほど企業・業界事情に詳しいわけではありません。その母親に聞いたところで、有名な企業を勧めるに決まっています。自分が勧めた有名企業に入るに違いないと母親に勘違いされてはたまりません。
「自分の欠点を教えて」
これを大学で、友人や後輩に聞くのもやめておきましょう。
自己分析の変化球、「他己分析」を得ようとして自分の長所や短所を周囲に聞く学生が増えています。他己分析自体はいいとしましょう。問題は、短所・欠点を指摘した相手に悪感情を持たないでいられるか、それぐらいの信頼関係を築いているか、という点です。
お互いに率直な意見を言い合えるぐらい深い人間関係ができているなら大丈夫でしょう。そうでなければ、当たり障りのない表面的な感想をもらうのが関の山です。他己分析としては役に立ちそうにありません。