2016年10月21日午後、鳥取県で最大深度6弱の地震が発生した。人々に大きな災厄をもたらす災害は、経済にも影響を与える。地震が為替に及ぼす方向性を検討し、早稲田YTは円売りを予想。実際には、相場は円買いに振れてロスを出す。明治NSは、円買いを模様ながめしながら、米長期金利の動きを見てドル買いに。これが奏功した。
投資家はリスク回避から円買いに(早稲田)
10月20日(木)
この日は朝から日経平均株価が上昇しており、1万7000円台を回復していた。また、米大統領選世論調査で、過去のセクハラ発言が問題視されたトランプ氏をクリントン氏が大きく上回る数字となっていた。以上のことからドル買い円売りが進むと予想した。その通り円安方向に振れたものの、思ったほどの上げ幅にはならなかった。
1ドル103.62円で買い、1ドル103.69円で売った。
1442.58円が1449.36円となった。
10月21日(金)
この日は朝のうち1ドル104円台まで円安が進んでいたものの、日経平均株価の下落などで1ドル103円後半まで下落していた。午後2時過ぎ、鳥取県中部を震源とする強い地震が発生し、円売りが進むだろうと予想した。しかし、実際には投資家は地震のリスク回避のために円買いを行ったため、予想とは全く別の方向に振れてしまった。(早稲田YT)
1ドル103.85円で買い、1ドル103.69円で売った。
1449.36円が1433.48円になった。
先週からの損益 -9.10円
現在 1433.48円
原油在庫指標見て買うも伸びず(明治)
10月19日(水)
(1)23:33 103.267 ロング
米エネルギー情報局(EIA)の原油週間在庫統計が520万バレル減(予想270万バレル増)と予想から大幅に減少した。一般に原油在庫が減少することは原油価格の上昇につながるので、米エネルギーセクターが買われ米国株の底上げになる。これがドル買いの要因となる。この理由でドル買いを行った。
(2)23:59 103.300 決済
一時は上昇し、そのまま行くのではという期待もあったが、そこまで大きな買い要因には結びつかなかったようだった。下がってきたところを逆指値決済。損益は+6.52円。
もう少し逆指値を高くして利益を増やすべきだと感じた。
10月21日(金)
(3)23:43 103.812 ロング
この日は、鳥取県での大きな地震の影響で手仕舞い売りが優勢になったことや、米長期金利が一時的に低下したことにより、104.2円から103.5円まで下落していた。しかし、22:30頃を境に反発を始め、そのトレンドに乗ろうとドル買いを行った。
(4)25:04 103.935 決済
鳥取地震がどの程度の影響を及ぼすかはまだ推定できる段階ではなく、円高リスクを考慮しここで決済。損益は+6.19円。(明治NS)
先週からの損益 +12.71円
現在 1300.67円