2人で出かけたり、家でのんびり過ごしたり......共働き夫婦にとって、休日は大事なコミュニケーションの日。
でも、休みが合わない夫婦もいる。それが新婚ホヤホヤともなると、なかなか大きな悩みのタネになるようだ。
知らない土地、友だちもおらず
Q&Aサイト「Yahoo!知恵袋」に、「新婚1年未満」の女性から悩みが寄せられた(2016年10月10日)。
投稿者がこれから働こうとしている職場は土日祝日が休みの、いわゆる「カレンダー通り」。以前面接を受け不採用だった求人元から「増員したいので」と改めて声がかかったのだという。
「医療事務の資格を持ってはいますが経験はなく、お声をかけて頂いた勤務先が病院で、経験を積めるチャンスではあるんです」
投稿者にとって好条件の仕事のようだが、問題は休日。夫の職場はシフト制で平日休み。「休みが合わないことがすごくネックに感じられてしまいます」と悩んでいるようだ。
夫は、月に1日は土日どちらかを休めるよう職場に許可をもらい、「行ってみたら?」と妻の背中を押してくれるそうだが、本人は、
「頑張ろう!!!と思うのですが、誰も知らない土地に嫁いで、友達もおらず、休日は独りぼっちで休みが合わない事がたまに寂しくなったりもしてしまいます」
と、なかなか前向きになれない。
「皆様は旦那様と休みを合わせていますでしょうか。月にどのくらい休みが一緒でしょうか」
と、よそ様の事情を知りたい風情だ。
美容室や趣味、習い事に活用
こうした悩みに対し、「夫と休みが合わないのが辛く転職した」という回答者は、その後妊娠、切迫流産となって退職し専業主婦に落ち着いたが、「休みを合わせるためやりがいのある仕事を辞めてしまったことを後悔している」と打ち明ける。
「子どもが出来たらご主人の休みと合わないよりも、子どもの休みに合わせなければならないですし、やりたい仕事で、ご主人も応援してくれているのでしたら私は頑張ってほしいです」
と、新しい仕事に就くのをためらう投稿者の背中を押した。
「亭主元気で留守がいい」の回答パターンも。
「主人と同じ休みの日だと美容室に行ったり自分の趣味や習い事とか出来ないので主人が休みでない時にしてました。私は新居の近くにお気に入りのカフェを見付けて家事を終えてから、其処でコーヒーを飲みながら読書するのが唯一の楽しみで、通ううちにお友達が出来たりしました」
こうした声に力を得た投稿者は、頑張って仕事を、と報告。
「休日は趣味を探したり1人の時間を有効に活用できるように、やってみます」
ようやく前方に視野が開けたようだ。
「マイナビウエディング」(2014年5月26日)には、恋人と休みが合わないカップルの、次のような経験談が紹介されている。
「好きなように飲み会に行ける」
「友だちと疎遠にならなくて済む」
「趣味を満喫できる」
「今のうちに、と思って資格の学校に行っている」
こうした1人休日の有効活用は、新婚夫婦の参考にもなりそうだ。(MM)