旧姓使用を擁護する声多数
この判決が出るや、ツイッターでは、
「最高裁も旧姓使用を応援、もうすぐパスポートや住民票にも旧姓の併記が認められようとしている時代の、このトンチンカンな判決!気絶しそう」
「時代錯誤もいいところ。私も仕事では旧姓使いたい(新姓まだ無いけど( ̄∇ ̄*)ゞ)」
「日大中高一貫校の先生の旧姓使用を求めての裁判傍聴してきた。戸籍上で夫婦どちらも自分の名字を変えずに結婚したいと言えば『通称使用が広がればいいでしょう』と最高裁が言い、旧姓を通称使用したいんです、と言えば、『職場ではやっぱ戸籍名ですよ』と言うダブルバインド状態な日本の裁判所である」
「『旧姓を使うことが根付いていないから』ってのが理由の1つになってるけど、こんな風に裁判でダメって言われたら、そら根付かんよね」
「夫婦別姓でも良いと思う。色々議論あるけど個人的な意見として。職場で旧姓を使用したかったけれど上司が調べたら規定がないらしく、私は旧姓が使えなかった...(-_-;)自分の職場くらいせめて、今まで使ってた名字を使いたい...」
「国家資格でも対応はバラバラ」
といった非難の声があがった。夫婦別姓が認められていないのなら、せめて職場で旧姓を使ってもよいのでは、と擁護する人が多かった。
今回、判決をくだした3人の裁判官は全員男性だが、同裁判を取り上げた記事「職場での旧姓使用、認めない判決 女性裁判官ゼロだった」に対しては、
「公正であるべき判断が裁判官の性差で意見が分かれたとしたら、それこそ異常だろ」
「性差対立を煽る」
「旧姓使用の裁判、新聞読むだけで気分が悪い。訴えた人がもし男性だったらどうなってたのかと思う」
といった声もあがっていた。
今回の判決について、原告代理人の弁護士は「現代の社会の実情が見えていない判決だ」と批判し、控訴する意向。高裁の判断に注目したい。(KM)