10代、20代から生え始める「若白髪」に悩まされる人も少なくないようだ。髪を明るい色に染めたり、帽子をかぶったりしてごまかす......というわけにもいかないのが就活時。白髪染めに抵抗感がある若者もいるようで、なかなか悩ましい。
「染めちゃえば?」とおっしゃるが
就活生の若白髪の悩みは、Yahoo!知恵袋で度々相談されている。
「就活のストレスで若白髪が増えてしまったのですが、どうすれば治りますか? 面接で見られたくないのですが」(2016年9月6日)
「大学4年で就職活動をしている者です。若白髪が多く、黒く染めるか悩んでいます」(16年5月28日)
「白髪がそこそこあるのですが、白髪染めをした方がよろしいでしょうか?白髪は就活に影響しますか?」(16年4月26日)
「私は体質のために子どもの時から前髪の一部が白髪です。髪が傷みやすいので出来れば染めたくはないのですが、学生の髪が白髪だと選考で影響する可能性はあるのでしょうか」(15年4月3日)
などなど。
いずれの相談へも、多くの回答は「気になるなら染めちゃえば?」というもので、傷みが気になる人にはシャンプータイプの白髪染めを勧める声もあった。
ただ、やはり「白髪は年配のもの」というイメージが強いためか、相談者の中には「この歳で白髪染めするのは抵抗ありますが......」と打ち明ける人もいる。
染めに頼らないこんな改善策も
ツイッターを見ても、就活に際して白髪を気に病んだり、対策を取ったりする人が少なくないようだ。
「就活で白髪ってあかんのかな?最近まじで増えてきた。ストレスかな?」
「白髪頭で就職活動も嫌なのでしっかり染めてもらってます」
「みんなに白髪やばいって言われるから就活もあるしついに白髪染め買ったんだけど薬局の人に『こちらは白髪染め用ですけどよろしいですか?』→俺の頭を確認→『アッ...』って言われた時は悲しかった」
至急改善したい場合はやはり白髪染めに頼るしかないだろうが、何度も染め直したくない、就活が終わったら好きな色に染めたいなどという人のためには、マイルドな改善策がある。全国理容連合会名誉講師の板羽忠徳氏が考案した「髪様シャンプー」なる髪の洗い方である。
「健康カプセル!ゲンキの時間」(TBS系、2015年10月18日放送)で紹介された方法は以下の通り。
(1)シャンプーは2回行う。1回目は頭皮の皮脂を取り除くため。2回目は頭皮のマッサージのため。シャンプーの量は500円玉くらいの大きさがよい。
(2)1回目は、シャンプーを髪全体につけて泡立てていく。指の腹で髪全体をもみ洗いして皮脂を落とす。
(3)2回目は、まず横と後ろを洗い、最後に頂点を洗う。横と後ろから頭頂へ、すなわち心臓に近い部分から遠い部分へと洗うことで、血液を頭の末端まで行き渡らせる。
(4)指の腹を使って頭皮を動かしながらすすぐ。シャワーのお湯を頭皮に叩きつけるようにマッサージするのも効果的だ。
(5)乱暴にゴシゴシ拭くのではなく、タオルを頭にかぶせて、揉み込むように頭皮を刺激しながら乾かすと、血流がアップしてよい。
頭皮を柔らかくし、血流を良くすることが、白髪改善と予防に効果的というわけ。悩んでいる人は今日からでも試してみては。(MM)