コンビニエンスストア大手3社の2016年8月中間決算が10月12日に出そろった。売上高は全社が前年同期と比べて増収を確保したものの、本業のもうけを示す営業利益は、最大手のセブン‐イレブン・ジャパンが増益だったのに対し、ファミリーマートとローソンは減益となり、明暗が分かれた。
弁当やPB商品が好調
セブン‐イレブンは、弁当やプライベートブランド(PB)商品の販売が好調で、営業利益が前年同期と比べて3.0%増えた。
ファミリーマートの営業利益は、不採算店舗の閉鎖による減損損失の影響で6.5%減った。また、ローソンも店舗の改装費用や広告宣伝費の増加で、営業利益は5.0%減。10年ぶりに減益となった。