明治NSが苦戦。雇用の指標発表を前に「様子見だろう」と予想、ドル売りに出たが、非製造業の指標が思いのほかよく、雇用統計への期待から大きなドル買いが。損切りのタイミングも逸し、痛恨のマイナス。早稲田YTは製造業の指数などから円安の流れを読み、着々と利益を積み増し、トータルで明治を逆転した。
悔やまれる損切りの逸機(明治)
10月4日(火)
(1)101.8 102.0 102.3 102.6 102.9 ショートナンピン
先週までの高値は上がっても102円止まりであり、かつ今週は雇用統計発表があり、米利上げの重要指標として注目されるものであったため、現状様子見だろうと予想した。
しかし、ISM製造業景況指数が51.5(予想50.4)と強く、相場は上昇して、どこまで伸びるか分からないので、ナンピン(予想に反して値が動いたときに追加売買を行うこと)しようと考えたが、前日のドル高の影響で日本株は上昇し、それにつられてドル円も円安方向に大きく動いていくことになった。最初は20銭ごとにナンピンしようとしたが、上がるスピードが予想以上に早く30銭に変更した。
10月5日(水)
(2)23:00 103.4047 全決済
21:15に金曜日の雇用統計の先行指標として使われるADP全国雇用者数、23:00にISM非製造業景況指数の発表があった。
ADP全国雇用者数は15.4万人増(予想16.5万人増)と予想よりやや弱い数字ではあったが、ひどすぎるとも言い切れず、次のISM非製造業景況指数を見ることにして決済を見送った。
ISM非製造業景況指数は57.1(予想53.0)と予想を大きく上回った。金曜日の雇用統計が好調になり利上げにつながるとの期待から大きなドル買いが起こった。この瞬間に積み上げた売りポジションを決済した。損益は-259.175円。もっと早く損切りをしなかったことが悔やまれた。
(3)23:00 103.4047 ロング
先ほども述べたが、このまま雇用統計まで期待で上がるだろうと考え、ここでロング。
10月6日(木)
(4)08:46 103.405 決済
予想に反してあまり伸びず、明らかに高値圏を推移していて、暴落のリスクもあったのでここで決済。損益は+0.075円。
10月7日(金)
(5)12:15 103.847 ロング
一時は高値104.155をつけていたので、雇用統計前にもそのぐらいまで上がる余力があると考えた。また、アメリカの経済指標は軒並み調子よく、雇用統計もこのままよい数値が出て、利上げ期待からさらにドル買いが起こっていくだろうと考えた。ここでロング。(明治NS)
先週からの損益 -259.10円
現在 1287.40円
ダウ先物の上昇からドル買い予想し利益(早稲田)
10月4日(火)
発表された米ISM製造業景況指数が予想以上によかったことや、日経平均株価が午前の取引から大幅に上げていることから、ドル買い円売りが進むと予想した。予想通り、円安が進み大きく利益を出すことができた。
1ドル101.89円で買い、1ドル102.25円で売った。
1357.56円が1393.75円になった。
この日は2回取引を行った。というのも円安が大幅に進んでいたからだ。ニューヨークダウの先物が上昇していたことから、引き続きドル買い円売りが進むと予想した。102円台後半まで円安が進み、大きく利益を出すことができた。
1ドル102.59円で買い、1ドル102.84円で売った。
1393.75円が1418.36円になった。
10月5日(水)
日本時間の午後9時15分に米国の雇用統計が発表された。予想を下回る数字であったため、ドル売り円買いが進むと予想したが、ニューヨークダウの上昇などに支えられ、円安方向に振れてしまった。結果損失を出してしまった。(早稲田YT)
1ドル103.10円で売り、1ドル103.15円で買った。
1418.36円が1413.52円になった。
先週からの損益 +55.96円
現在 1413.52円