こうすれば学生っぽくならない
続いて女性の場合です。特に今回は復職を希望する方について記します。
(1)場違いなスーツ
面接にはスーツと思う方は多いようで、いちおうスーツは着るのですが、お子様の入学式や卒業式・パーティーで着るようなパステルカラーのものや、派手系のブランド物で受けに来る方がいます。再就職=ビジネスパーソンへの復帰ですから、やはりビジネスにふさわしいスーツを選ぶべきです。
また、よく「リクルートスーツを買うべきでしょうか」と聞かれますが、学生と同じ黒スーツ&白シャツでは浮いてしまいがち。黒・グレー・茶系などのシンプルなデザインのスーツにカットソーやカラーシャツを合わせると、学生っぽくならずに済みます。
(2)カーディガンを羽織る
スカートやパンツに合わせてカーディガンを着てくる方もいます。カーディガンはカジュアルな印象で、仕事に対する真剣さ(採用してほしい! という意欲)が感じられません。面接官の多くは、スーツやジャケットを着用して面接に臨んでいます。受ける側がカジュアルな格好では、会社や面接官への敬意が感じられません。
このように、少し気をつけるだけで減点要素がなくなります。面接時には、それが採用への大事な一歩なのです。(篠原あかね)