転職者は学生より服装に無頓着 面接で減点されないポイントは

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   このところ就業支援セミナーが続きました。

   私は、人材サービス業界で長く講師として活動し、多くの学生や転職者の方々に面接対策指導をしてきました。その経験から申し上げますが、身だしなみに関しては、転職者の方は少し意識が甘いような気がします。

  • 転職者が面接でつまずかないためには
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「仕事ができない」と判断される

   学生は、事前に学校でマナー講座があり、面接時の服装指導も受けていますが、転職者の場合は、あまり意識せずにいるようで、面接にふさわしくない服装で臨む人が学生より多く見受けられるのです。

   例えば男性の場合はこんな感じです。

   (1)スーツが身体のサイズに合っていない

   肩幅や袖丈が合っていないと借り物のように見えます。また、日頃はボタンを留めずに上着を着ている方が面接時にいざボタンを留めると、きつくてはち切れそう。

   (2)よれよれのスーツやシャツ

   汚れや皺のあるジャケット・パンツ、シャツはそれだけで減点対象となります。清潔感がないのはもちろんよくありませんし、「身だしなみに無頓着=気が利かない=仕事ができない」と判断される可能性があります。

   ある採用担当の方からうかがった転職者のケース。面接時に身だしなみで「?」がついたが、経歴がよく雄弁だったので採用したら、後に職場のトラブルメーカーとなり苦労した、と。その方は、「やはり身だしなみは重要だ」とおっしゃっていました。

   (3)靴の手入れをしていない

   靴の手入れを欠かさない人は仕事ができる、という傾向があります。よって、靴もしっかりと磨いておく必要があります。

篠原あかね(しのはら・あかね)
リクルートにて企業研修アシスタント、金融機関等での役員秘書を経てビジネスマナー講師として活動。2011年よりスマートコミュニケーションズ代表。ビジネスマナー、コミュニケーション、CS向上等の企業研修のほか、自身の宴会幹事経験をもとに「愛される宴会部長セミナー」も主催。著書に『宴会を制する幹事は仕事も制す。』『マンガ 黄金の接待』(監修)などがある。お客様や社内で愛されキャラになるコツを悩める社会人へ発信中。
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