日米の中央銀行が相次いで政策判断を発表し、投資家の注目を集め、早明両君とも少ない取引機会に全力を傾けた。明治NSは、ドルが下降局面へ向かうと判断した時点で利益を確定したが、その後の上昇までは読めず、ちょっと悔しい内容。早稲田YTは、日銀の発表の少し後、円売りが続くと見てドル買いに動いたものの、市場は「追加材料が見当たらない」と円買いに傾き、「非常に悔いの残る結果」に。明治が早稲田に対しリードを広げた。
利益確定後の動きが予想外(明治)
今週は、1回しか取引できなかった。
9月22日(木)
(1)15:09 100.255 ロング
20日、21日に日銀金融政策決定会合と米連邦公開市場委員会という二大イベントがあった。日銀は総括的な検証の結果を公表することになっており、市場では追加緩和策が発表されるのではという見方も一部あった。
一方で金融政策の限界も指摘されており、マイナス金利の継続程度で留まるのであれば、むしろ円高、株安が進むのではないかと考えた。
また、米連邦公開市場委員会の注目ポイントは年内利上げが行われるかだ。今のところ、11月利上げの可能性はある。よって、要人の発言で展開によってはドル買いが一気に進む余地はある。
日足チャートを見ると、前回の2回の谷はどちらも1ドル100円程度に止まっており、100円を割ってずるずると下がっていく可能性は少ないと考え、おそらく今回も下値圏だろうとロング。尻尾を捉えたわけではないので、建玉は少なめにして下落に備える。
相場が荒れている≒ボラティリティが大きい(値動きが激しい)ということなので、FXには絶好の機会だが、個人的に今週末、重要な試験があるのでほぼ時間を割けず......。
(2)22:19 100.637 決済
指値を100.100に置いておいた。財務省の浅川財務官が日銀の金融政策に強気の発言をしたことから100.865を付けたが、そこを頂点に下がり基調。一旦は100.527を付けたが、そこから少し反発。そのまままた下がっていくと考え、ここで利確。損益は+38.2円。
その後、予想と反して上昇トレンドが出来て、最大101.243を付けた。(明治NS)
先週からの損益 +38.20円
現在 1391.02円
午前3時を眠気こらえながら待つ(早稲田)
先週は相場が荒れた一週間だった。
9月21日(水)
昼の1時過ぎに、日銀が長短金利操作付き量的・質的緩和を導入するという速報が入った。その瞬間は用事があったため、少し経ってからの取引となってしまった。その頃には円売りは落ち着いていたが、私はその後も円売りは続くと考え、ドルを買った。
しかし、黒田日銀総裁の会見で追加材料が見当たらないとして、利益確定の円買いが優勢となり、円高方向に振れてしまった。非常に悔いの残る結果となった。
1ドル102.59円で買い、1ドル102.23円で売った。
1306.87円が1270.54円になった。
9月22日(木)
この日は午前3時に米連邦公開市場委員会の声明が発表されることから、眠気を抑えながら待っていた。そして3時、政策金利据え置きの速報が入った。つまり、利上げを見送るという判断を下したことになる。
速報が入った瞬間、ドル売りが進み円高が進むと考え、ドルを売った。思ったほど動かなかったが、円高方向には進んだため、利益は出せた。
1ドル100.65円で売り、1ドル100.43円で買った。
1270.54円が1292.67円となった。(早稲田YT)
先週からの損益 -14.20円
現在 1292.67円