「聞いたらダメと言うでしょ」
回答者からは、
「会社の研修や出張の帰り、(もしくは行き)が休日だったら、前泊したり、後泊したりして遊びました。泊れない場合でも、研修や仕事が終わってから夜に遊んで帰ったりもしました」
「出張先で当初の目的が達成できたなら、そのあとは普通、サラリーマンは自由ですよ」
といった物分かりのいい書き込みもあるにはあったが、投稿者が期待するほど会社の掟は甘くない。
「上司も聞いてしまった以上、OKとは言えないですよ。大抵は黙って、みんなやってるのを見てみぬ振りをしてるんです」
「そんなことは、会社で堂々と話すことじゃないです。心の中で『ラッキー』と思って、黙っておけばよかったのです。自由な社風の若い会社ならともかく、普通は、建前上『ダメ』と言わざるをえないのです」
「勤務中という取り扱いで給与の支払い対象にもなっている時間帯に『遊ぶ』ということを公式に表明すれば、それはダメだ、という判断になるのは、仕方ないことではないでしょうか」
など、法令遵守は当然、「遊ぶにしても会社には黙ってなきゃダメ」と説く投稿が相次いだ。
労働者災害補償保険法では、日用品の購入や選挙権の行使、病院での診察など「日常生活上必要な行為」でない限り、通勤途中で寄り道すると、事故などがあっても労災とは認められないと定められている。このことからも、会社としては、社員が遊んで帰るのを大っぴらには認められないのだろう。
「直帰」について先輩筋の含むところは、会社にバレないよう、ケガや事故に十分に気を付けて、自己責任においてこっそり羽目を外すべし、というあたりになろうか。(MM)