まさか「人間関係」とは言えず 退職理由、本心は伏せるもの?

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   エン・ジャパンが実施した「退職理由のホンネとタテマエ」についてのアンケート調査によると、転職サイト「エン転職」利用者1515人が会社に伝えた退職理由として最も多かったのは「結婚、家庭の事情」(23%)だった。「人間関係」は6%と少なかったが、実は会社に伝えなかった「本当の退職理由」で最多なのが「人間関係」(25%)だった(調査は2016年1月に実施し、結果を2月22日に公表)。

   この数字から分かるように、退職する時、本心を伏せて当たり障りない理由を職場に告げたという人は少なくないようだが、ネット上にまた一人、「何と言って辞めよう」と悩む若人が現れて......。

仕方ないなと思ってもらうには

「一身上の都合」で切り抜けられないこともある
「一身上の都合」で切り抜けられないこともある

   Q&Aサイト「教えて!goo」に、「会社を辞める際、嘘つきました?」という質問が寄せられている(16年8月31日)。

   社会人1年目、事務職という投稿者。来年のゴールデンウイーク明けに退職しようと思っているが、「小さな会社なので、理由を必ず聞かれる」と気に病んでいるようだ。

「会社を辞めたい本音は『人間関係』なのですが、それを正直に言っても『改善するから』と言われて終わりだと思います」

   投稿者が理由にしようと考えているのは、「祖母の介護(実際車椅子生活を送っている祖母がいます)」か、「今付き合っている彼が転勤になったのでついていく(実際来年の10月に結婚する予定です)」か、の二つの選択肢。

   「どちらのほうが、『仕方ないな』と思ってもらえるのでしょうか」と、知恵を求めている。

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