カンボジア人の「携帯」拝見 所有率83%、LINE50%超

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   前回、カンボジアのiPhone7販売事情をお伝えしましたが、カンボジア人は本当にiPhoneを使っているのでしょうか?

   中古で200ドルといっても、月の収入が200ドル程度のカンボジア人がわざわざiPhoneを手に入れているのか。今回、路上でインタビューして聞いてみました。

  • プノンペンのイオンモール。ここでも携帯が売られている
    プノンペンのイオンモール。ここでも携帯が売られている
  • プノンペンのイオンモール。ここでも携帯が売られている

携帯所有者の半数以上iPhone

   日本の場合、携帯電話の出荷数量はきちんと管理されており、何が何台売れたかしっかりと把握されています。しかし、カンボジアの場合は、ほとんどの人は携帯電話を道ばたの露店みたいな店で買います。そこで売られているものは半数以上が中古。その中古品は海外から輸入されたもので、出所はよく分かりません。

   従って、何がどれくらい売れているかは誰も把握しておらず、さっぱりよくわからない。道を歩いていて、「意外とiPhoneが多いなー」と感じる程度でした。

   と、いうわけで、やはり、簡易的にアンケートを取ってみます。今回はプノンペン市内各所で67人に携帯を見せてもらいました(無作為に選んでいますが、母数が少ないので統計的に分析できる数字ではありません)。その結果、

iPhone 45%
Samson Galaxy 23%
その他 Android 5%
(スマホ合計 73%)
ガラケー 10%
携帯電話を持っていない 17%

でした。

   日本はiPhoneの占有率が50%を超え、世界でも有数のiPhone大国となっており、今回のiPhone7でも、モバイルSuicaなど日本向けの機能が実装されました。しかし、カンボジアも地味にiPhone率が50%に近いです(携帯保有者を母数にすれば半分を超えていますね)。

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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