「宅」ではどうだろう
「主人」という呼び方がどうしても引っかかるというならば、いっそ別の呼び方をしては、という提案もあった。
「サザエさんや伊佐坂先生の奥様なんかは『宅』ですよね」
「私も夫と呼びますが、目上の人の前では『○○が』と苗字で呼び捨てにします」
「対外的には苗字、親族・友人には名前で呼びましょう。たとえば佐藤一男さんという方ですと、対外的・目上の方には『佐藤が...』と苗字を使い、親族・友人間では『一男が...』でよろしいかと存じますよ。ご主人側の親族には『一男さん』と敬称をつけてあげてくださいませ」
ツイッターをのぞいてみると、
「夫のことを主人と呼ぶ呼び方は、滅べばいいのに」
「なんか旦那って呼ぶと下品?低俗?な雰囲気だよね」
「既婚者の方で配偶者を旦那、嫁って呼ぶ人は信用出来ない。教養ない感じ丸出しで嫌だ」
など感情むき出しの主張がいくつも見つかる。
この問題が紛糾すると、あるいは夫婦別姓といった議論につながるのかもしれない。配偶者を何と呼ぶかで品性や教養まで値踏みされてはかなわないから、何か差しさわりのない呼び方が見つかるといいのだが。(KM)