妥協できること、できないこと
次に、「仕事の選び方」調査の「仕事を選ぶ際に妥協できることは何ですか?」を見てみると、第1位は同率で、「業界」「残業時間」「勤務開始日」が30%、以下「雇用形態」24%、「通勤時間」20%、「給与」19%、「勤務時間・曜日」「勤務地」18%と続く結果になった。
それぞれアンケート回答に寄せられたコメントを見てみると、残業時間については、「働きがいがあり、職場環境が居心地のいいものであれば、多少の時間外や残業は気にならなくなる」、業界については、「業界よりも仕事内容重視だから」といった声があがった。
反対に、もっとも妥協できないのは「職場の雰囲気」8%。「職場の雰囲気が良くないと、長く続かない」「職場の雰囲気が良ければ、仕事へのストレスも軽減される」といったコメントが多く見受けられた。
こちらもツイッターに意見を拾ってみると、
「働きながらの転職活動だったので、ネットの転職サイトを利用したが、家で簡単に職場探しができ非常に助かった。動画を見れるので職場の雰囲気がわかって良い」
「まぁ前職は家から近くて良かったけど、職場雰囲気悪くて体調崩しちゃったからねぇ...仕方なく転職です。職場の雰囲気って重要だよね~(いくら給料良くても続かなかったら意味無いしね)」
「どんな仕事でも続けられる最大の理由は人間関係。今の仕事はほんと職場の雰囲気悪すぎて毎日吐き気が止まらない。早く転職しなくちゃダメになる」
と切なる声であふれている。最近では、転職前に職場の雰囲気を知るため、企業のホームページを見たり、口コミサイトで確かめてみる人も多いようだ。
転職はキャリアアップのチャンスたが、「この会社とは合わない」という理由で短期間に何度もジョブチェンジを繰り返していては、自分の評価を損ねる危険性もある。転職するときは、「職場の雰囲気」を事前に見極める慎重さも求められそうだ。(KM)