優勝目前、広島に「無料」待つ 25年ぶり歓喜の大盤振る舞いへ

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   プロ野球・広島東洋カープの四半世紀ぶりのセ・リーグ優勝が目前となった2016年9月8日、「歓喜の瞬間」へ向けてファンのボルテージが高まる中、広島市内の飲食店や企業は続々と「祝勝キャンペーン」の準備に乗り出している。

  • 歓喜の瞬間が近づいている
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予想より早い「特需」に酒蔵沸く

   「カープ応援」を公言している焼き鳥チェーン店「カープ鳥」は、優勝した次の日に市内全13店舗で、焼き鳥全品と飲み物全品を無料で提供する「振る舞いイベント」を開催する。制限時間の40分間はドリンク飲み放題、焼き鳥は、店が決めた量を客に提供する。

   南区の「らーめんもりかわ」は、優勝翌日に全メニューを「無料」にするVイベントを実施し、材料が切れ次第終了する。

   ラーメンチェーン店「天下一品」広島袋町店でも、優勝翌日に「替え玉無制限無料」セールを行う。

   こうした「太っ腹」キャンペーンは、飲食店だけではない。大手百貨店「そごう広島店」では、25年ぶりの優勝にかけた「25円セール」を実施する。惣菜や野菜などを採算度外視で販売する。カープがらみで「小西養鯉場」はニシキゴイを25%値引きして売り出す。

   業種を問わず数多くの店が出血イベントを用意する「お祝いムード」の中で、「優勝特需」に沸くのは酒どころ広島の酒造メーカー。東広島市の賀茂鶴酒造の広報担当者はJ-CASTニュースの取材に対し、

「市内の料飲店などから、カープの優勝を祝うための鏡開きに使う樽酒の注文が相次いでいます。当初の予想よりも早いペースで優勝が迫っているので、あわてている部分もあります。まさに、嬉しい悲鳴といったところでしょうか」

と話した。

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