夏休みに早稲田YTがイギリスへ短期留学に出かけたため、勝負は一時水入り。8月下旬、二人が揃い勝負が再開された。ドル相場は米FRB議長、副議長らの利上げをめぐる発言を受け円安に。両者とも読みの方向は正しかったが、楽観があったり、タイミングが合わなかったりで一進一退。結果を見ると、前回からの損益、現在の残高とも拮抗する好勝負となった。
楽観していたらじりじり下がり(明治)
8月31日(水)
(1)11:11 102.938 ロング
イエレン米FRB議長が8月26日、「米国利上げの根拠がこの数か月で強まった」と述べたが、明確な日程を示さなかったことで失望ドル売りに入った。しかし、その後フィッシャーFRB副議長が「イエレン議長の発言は9月利上げの可能性と整合」「8月の雇用統計がFOMCの決定に影響」と発言したことにより、利上げに向け準備が順調に進んでいるとみなされ急激なドル買いが進んだ。この影響を受け、週末の雇用統計までは期待でドル買いが優勢になるとみたので、ドル買いを基本スタンスと考えた。
以上の考察から、まずはドル/円をロングし、21:15の米8月ADP全国雇用者数発表までは様子を見ることにした。
9月1日(木)
(2)09:07 103.253 決済
昨日の米8月ADP全国雇用者数は17.7万人増と予想を0.2万人上回り、7月の結果も上方修正されたことにより、利益確定売りをすることは見送った。
その後、シカゴPMIが予想以下の結果であったため少し落ち込みをみせた。その下値を下限に据え、逆指値を置いた。損益は+94.5円。
(3)23:21 103.499 ロング
23:00の米ISM製造業景況指数が49.4と予想よりも悪く、また好不況の境を示す50を割り込む弱いものであったことから、ドルが一気に売られる。しかし、米利上げは主に雇用動向に注視していることから、そこまで悪影響を与えるものではないと考え、21:00ごろに示した下値に指値を入れ、約定。
9月2日(金)
(4)21:02 103.147 決済
21:30の雇用統計に向けて動意が薄いなか、そこまで悪化しないだろうと楽観的にみてはいたが、じりじりと下がる相場に怖気づき撤退。損益は-105.6円。
(5)22:06 103.544 ロング
米8月雇用統計の結果は、非農業部門雇用者数が15.1万人増と予想の18.0万人増を下回り、かつ失業率も弱かったためドルが売られる。しかし、市場では「雇用統計は3か月平均で判断するもの」という見方があり、直近3か月の統計はいずれも強かったことから一気に買戻しが進む。これに乗じてロング。
9月3日(土)
(6)02:32 103.962 決済
週末を空けるリスクを考慮し、決済。損益は+125.4円。(明治NS)
前回からの損益は、+114.30円
現在、1299.24円