先行き不透明な局面で上昇する
世界経済の先行きが不透明な局面では、不確実性を嫌う世界中のマネーが金市場に流れ込む。今秋、11月8日のアメリカ大統領選で民主党から共和党に政権交代となれば、金価格の急騰につながる。
最近、リスクオン(選好)とリスクオフ(回避)という言葉を目にすることが多い。投資家のリスクに対する姿勢を表すものだ。
リスクオンでは、ドルや円などの低金利通貨や安全資産とされる金は売られ、資源国通貨や発展途上国の通貨、株や原油などが買われる。
反対に、リスクオフでは、資源国通貨や発展途上国の通貨、株や原油などが売られ、ドルや円、金が買われる。
リスクオフといわれる局面は今後も頻発しそうだ。金が買われ、金価格は中長期的に上昇すると思っていていいのではないか。2016年9月5日午前8時現在、金価格は1322.67ドル。(阿吽堂)