同年代の男性社員だって
「残念ながら国の方針なのです。妊娠出産を経て、昇進していく。非常に分かりやすいイメージですよね」
「子育てしている総合職の女性が、有りえないくらい人事上の優遇を受けるのって、よくある話。アファーマティブ・アクションという名の『子持ち女性の優遇』は止められない」
と、時流だからあきらめるしかないとなだめる向き。あるいは、
「私もあなたの気持ちが分かります。本当の意味での女性差別ってこういうこと」
「私も40歳・未婚です。前の職場は昇進も子持ち女性ばかり優先。嫌気がさしたので辞めました」
と、投稿女性に寄り添う声。いずれにしても、この女性のような不遇がまれなケースでない現状がまざまざと理解される。
また、角度を変えたこんな見方も。
「子持ち女性を管理職に登用するなら、同年代の男性社員だって悔しいはず」
どうやら割を食っていると感じるのは独身女性だけではなさそうだ。
多くのコメントに対して投稿者の女性は、
「私は『子どもがいる』VS『子どもがいない』VS『女性は優遇されていると嘆く男性』といった図式にしたくはない。短絡的にワーキングマザーを管理職にしてイメージ戦略を立てるのではなく、社員の働き方や能力に応じた人事制度を考えてほしい」
と訴える。
いざ異動を受け入れ、新たな仕事に取り組んでみたら、
「その日の仕事はその日にほぼ完結するため自分の時間ができた」
「異動先はチームワークが良く、人間関係のストレスがあまりない」
「人生良くないこともあるけれど、いいこともありますね。明日も笑顔で出勤します」
といい、さいわい前向きな気持ちを取り戻すこともできたようだ。
そもそも会社とは、自分の思惑通りに物事が進まず、煮え湯を飲まされるようなことも起こりうるところだ。そうした逆境にあって心の処方箋となりそうな、こんな励ましのコメントも投稿者に寄せられていた。(KM)
「合わない上司も何年かやり過ごせば、別の上司にかわります。私は冷や飯食いの数年間は勉強したり、社外の専門家の人脈をつくったりしました。決して腐らず、妬まず、です」