採用実績校の数が変化
これが2004年の就職氷河期(就職率55.8%、過去最低は前年2003年の55.1%)となると、次のように変化します。なお、2000年代から、採用者数・採用実績校は4年制大学・大学院のものになっています。
阪和興業(2004年)・採用者数57人=早稲田7、中央・青山学院・同志社各4、関西・法政各3、武蔵・立教・大阪・大阪外国語・九州・大阪府立・南山・東京女子各2、関西学院・甲南・立命館・上智・埼玉・横浜国立・名古屋・神戸・弘前・拓殖・獨協・国際基督教・成蹊・大阪市立・学習院・椙山女学園各1、計30校
カゴメ(2004年)・採用者数32人=広島3、同志社・横浜国立・上智・大阪各2人、東京・東京工業・京都・一橋・東京理科・明治・国際基督教・成城・青山学院・立教・学習院・関西・立命館・岡山・九州各1ほか、計24校
まず、採用実績校の合計数が売り手市場と就職氷河期で変化している点に注目です。阪和興業は39校から30校、カゴメは37校から24校にそれぞれ減少しています。個別の大学も、阪和興業は1991年には早稲田大が3人だったところ、2004年には7人と増えています。中央・青山学院・同志社の3校も各4人と増えました。
さて、阪和興業とカゴメの2016年データはどう変化したでしょうか。2016年は就職率が74.7%、2000年代以降では過去最高であり、売り手市場になっています。残念ながら、阪和興業の大学別採用者数は非公開に。採用者は、両社とも文系・理系別に掲載されるようになりました。
阪和興業(2016年)・採用者数90人=文系:慶応(大学院)、慶応、早稲田、九州、大阪市立、東京外国語、千葉、上智、神戸市外国語、明治、中央、法政、立教、青山学院、関西学院、同志社、立命館、関西、横浜市立、信州、南山、静岡、東京学芸、富山、学習院、大妻女子、駒澤、白百合女子、成蹊、日本女子、日本、フェリス女学院、中京、近畿、武庫川女子、関西外国語、同志社女子、帝京、名城、愛知県立、愛知淑徳、合計41校
理系:京都(大学院)、名古屋工業(大学院)、東京海洋(大学院)、大阪府立、法政、上智、合計6校
カゴメ(2016年)・採用者数30人=文系:南山2、成蹊・学習院・立教・関西学院・神戸・滋賀県立各1、合計7校
理系(大学院):東京・慶応各2、東京農工・筑波・信州・京都・大阪府立・神戸・九州・九州工業・宮崎各1
同(大学):慶応・東京農業・日本女子・東京家政・宇都宮・名城・近畿・立命館・鳥取各1、高専3校(4人)、合計23校