夏のレジャーにも格差くっきり 「家で昼寝」派に残暑がきつい

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   総務省の「家計調査報告(家計収支編)―2015年平均速報」から、年収によってレジャー費に大きな違いがある実態が明らかになった(2016年2月16日公開)。

  • 昼寝もこんな感じならいいんだけど
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3倍以上の開きが

   調査結果によると、総世帯における1か月の「教養娯楽費」の平均額は2万4980円。年間収入別に見ると「年収244万円までの世帯」で1万2753円、「同244万~359万円」で1万9367円、「同359万~500万円」で2万3327円、「同500万~731万円」で2万8042円、「同731万円以上」で4万1410円と、収入により3倍以上の「格差」があることが分かった。

   ホテルの「宿泊費」や海外旅行などの「パック旅行費」が含まれる「教養娯楽サービス費」も、総世帯の1か月平均額は1万4841円。年間収入別に見ると「年収244万円までの世帯」で6599円、「同244万~359万円」で1万1260円、「同359万~500万円」で1万3853円、「同500万~731万円」で1万6890円、「同731万円以上」で2万5605円と、これまた大きな開きがあった。単純に考えて、ビジネスホテル1泊分とリゾートホテル1泊分ぐらいの差が生まれている。

「妄想は貧者の楽しみ」

   ツイッター上では

「昼寝が金のかからないレジャー」
「妄想が金のかからないレジャー」
「ネット上の攻撃と罵倒は感情を高揚させるのでその行為自体がレジャーになる。お金がかからないけれど趣味が悪いレジャー(笑)」
「釣りって給料日前のお金がかからないレジャーにぴったり」
「雑誌のコラムで『海外旅行の写真をアップしてる人を見ると、金の余裕、時間の余裕、行動力、語学力、一緒に海外に行く相手がいる、という全てを一度に自慢されるからクソほどムカつく』っていう話あって一言一句同意した」

といった自棄気味の声があふれかえる一方で、

「7月は節約して8月遊ぶ」
「レジャー費のために節約(カロリーメイトと菓子パンの写真を掲載)」
「甲子園、外野だと必要なのは交通費ぐらいだから金のかからないレジャーだ」
「東京都内の79の美術館・博物館が2000円で巡れる『ぐるっとパス』がお得!」

と、工夫を凝らして夏休みを楽しむ安上がり派もいるようだ。

   当然ながら、時間とレジャー費が十分にあるという人は、この夏も海外へ出かけているらしい。毎日新聞の記事によると今年は北欧やキューバが人気だという(2016年8月3日付)。円高が進んだこともあり、海外旅行は前年同期に比べて10%程度の伸びを記録。テロの影響からフランスなどを避け、スウェーデンなど北欧三国や、アメリカとの国交回復で渡航しやすくなったキューバに出かける人が多いそうだ。

   「家で昼寝」から「キューバ」まで、日本のレジャー格差を思い知る残暑の日々。(KM)

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