夏の和ごころを扇子で演出 粋に見えるポイントを押さえ

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「優雅」にあおいで

   せっかく扇子を使うのですから、「優雅」にあおいで印象をアップさせましょう。

   まず、女性の場合は親指と人差し指で要を持ち、残りの指はまっすぐ揃えて扇子に添えます。男性の場合は要全体を手で握ります。そうして、向こう側から自分のほうへ向かってあおぎます。向こう側に戻すときは軽く動かし、自分のほうへ引き寄せるときにはやや強く動かすようにすると、優雅に見えます。往復とも強くあおぐと「パタパタ」な印象になってしまいます。

   風を送る位置は顎下から胸上あたりです。これなら周囲の方に風があたらず、迷惑になりません。特に香料付きの扇子を用いる場合は、スメハラ(臭いハラストメント)と受け取られかねませんから、あおぎ方に注意が必要です。

   まだまだ続く残暑、和を感じさせる扇子で快適にお過ごしくださいませ。(篠原あかね)

篠原あかね(しのはら・あかね)
リクルートにて企業研修アシスタント、金融機関等での役員秘書を経てビジネスマナー講師として活動。2011年よりスマートコミュニケーションズ代表。ビジネスマナー、コミュニケーション、CS向上等の企業研修のほか、自身の宴会幹事経験をもとに「愛される宴会部長セミナー」も主催。著書に『宴会を制する幹事は仕事も制す。』『マンガ 黄金の接待』(監修)などがある。お客様や社内で愛されキャラになるコツを悩める社会人へ発信中。
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