コンビニでペットボトルのお茶とおにぎりを手に取り、レジへ向かう。1000円札を会計トレーに置くと、釣り銭を手渡してきた店員の口から「レシートご利用ですか?」――この一言に、心が波立つことはないか。
平然と聞き流す人もいれば、引っかかりを感じる人もいるに違いない。ネット上では、レシートいるかいらないか、客につどつど確認する応対の是非が話し合われている。
具体的にどう不快なの?
Q&Aサイト「教えて!goo」に、コンビニのアルバイト店員からの相談が寄せられている(2016年7月30日)。
投稿者は客にお釣りを渡す時「レシートお使いになられますか?」と聞いていたそうだが、上の人から「レシートお使いになられますかって言わないで」「不快に思う人もいるから」と注意されたという。
腑に落ちていない様子で、「具体的にどう不快なのでしょうか?」と問うている。
回答者も、いちいち聞かないのが当たり前と考える人が多いようで、
「レシートをいらない人がいるから、そう聞く人がいますけど、それはお客さんから言われるまでは、出す姿勢が正しいです」
「レシートは要る。仮に何が不具合が有った時にそこで買った証明に成らない。逆に言えば、要らないと判っていても渡さないといけない。出して時点で要りませんなら、証明を自ら拒否したと同意」
「もし、毎回聞かれたらいるとかいらないとか答えるのが面倒ですね。(中略)普通にお釣りを渡すようにレシートも渡してほしいです」
など、「レシートは黙って手渡すものだ」という意見が寄せられている。
レシートの要不要について聞く店員は、意外にも少なからぬ人から鬱陶しがられている模様で、ツイッターにも、
「レシートよろしいですか?って聞かれるの嫌い」
「老害クレーマーみたいな考え方であれだけど常連で行ってるコンビニで毎回レシート貰ってるのに同じ奴に毎回毎回レシートご利用ですか?って聞かれると学習しろよって正直思う」
とネガティブな評価が書き込まれている。
レシートを渡す業務については、店のマニュアルに従うのが大前提だが、いちいち聞かれたくない人が多いということも頭に入れておいたほうがいいかも。(MM)