スーパーの見切り品でしのぐ
このSOSを読んだ人からは、
「マンションを手放すことを考えては。住宅ローンの返済で押しつぶされます。売るなら早い方が良いです。オリンピック後にマンションは値崩れする」
「契約社員ならダブルワークは? もしくはマンションを賃貸に出し、自分はもっと安い部屋を借りたら」
「緊急策として空部屋2つにルームメイトを入れては」
「私なら夜勤で働く。労働時間は同じでも時給が1.25倍ぐらいになる。資格を取ってスキルアップは、もう少しお金を貯めてからの話。まずは持ち金を増やすことが先決」
といった、具体的かつ親身の回答が相次いで寄せられた。なかには、
「私は手取り12万5000円の頃、家賃3万5000円でした。夜と休日にバイトして、食費(酒代込み)は月1万円でやってました。基本は卵とキャベツ、余裕があればほかの野菜や細切れ肉を追加。昼食は6枚切りの食パンを1日1枚食べる感じ」
「20代後半の頃、手取り10万円家賃5万円という生活を2年ほど送っていた。若かったので保険はかけず、交際費もゼロ。古本屋で買った参考書で2つ資格を取り、30歳のときに有利な条件で転職。今はまあまあの暮らしを送っています」
などという、かつて同様の境遇に暮らした人からの、経験者ならではの書き込みもあった。
投稿者としては、マンションを賃貸に出すことは「借り手とのトラブルが心配」、売却は「そのことで悩みすぎて体調を崩したので、仕事が落ち着いたら改めて考え直す」つもりでいる。まずは「週末に働けば足りない分を補えるかも」しれず、スーパーなどの見切り品で食費を抑えたいという。
綱渡りの生活を送らざるを得ない投稿主に対し、
「現状維持なら72歳までローンが続きますよね? ダブルワーク&節約も短期間ならモチベーションが維持できるが、だんだん体力も衰えてくるし、老後の貯蓄も無理ですよね」
「転職したてなら仕事が安定するまで無理しないで。ダブルワークは体の負担が大きそうだし、自分で自分の首を絞めかねない」
と、くれぐれも無理はよくないと諭す忠告も届けられた。
確かに食費の節約やダブルワークに励むあまり、倒れてしまっては元も子もない。心身に過度の負担がかからないよう注意しながら、どうにか苦境を抜け出してほしいと祈るばかりだ。(KM)