宇宙飛行士向けに開発された消臭素材を使った靴下が2016年8月、スポーツウエアメーカー「ゴールドウイン」から発売される。コンセプトは「臭わない、を履く」。厳しい暑さが続く夏の盛りに重宝しそうな商品だ。
においの主成分を98%消す
使用されている消臭素材「マキシフレッシュプラス」は、ゴールドウインが宇宙航空研究開発機構(JAXA)などと宇宙飛行士向けに共同開発したもの。宇宙飛行士が過ごすスペースシャトルや国際宇宙ステーション(ISS)にはシャワー室がなく、着替えも頻繁にできない。そんな特殊な環境下で宇宙飛行士が快適に過ごせるよう、体のにおいの原因を中和する素材を作り出した。
ゴールドウインは2010年以来、マキシフレッシュプラスを使った一般向け商品を「MXP」ブランドとして展開。これまでにシャツ類やパンツ類を販売してきたが、ユーザーからの要望もあり、靴下を製品化した。
靴下はローファーなどに履いても目立たないカバーソックスと、スニーカーに適したスニーカーソックス、ビジネス用途にも応じるレギュラーソックスの3タイプ。いずれも見た目は特に変哲のない靴下だが、足のにおいの主成分である「イソ吉草酸」を98%消臭するという。洗濯を繰り返しても効果は保たれるそうだ。
足には多くの汗腺があり、大人が1日にかく足汗の量はコップ1杯分とも言われる。サイズは38(22-24センチ)から42(26-28センチ)まであるので、足のにおいが気になる男性、女性は試してみる価値はありそうだ。
カラーラインアップは白や黒など基本色。価格は1500~1800円(税別)。