先日、私が担当している企業が本社を移転しました。お祝いの花が広い受付ロビーを埋め尽くし、とても華やかなその光景は、この企業が信頼され、多くの取引先に愛されている証拠でもありました。
花は胡蝶蘭。お祝いの定番です。数え切れないほどの胡蝶蘭の中でも、ひときわ目を引いたのは、その企業のブランドカラー(基調色)を取り入れた胡蝶蘭でした。
ブランドカラーを取り入れて
私は、これは秘書時代に教わったことですが、取引先に胡蝶蘭などのお祝いの花を贈る際には、その企業のブランドカラーを必ず入れてもらうよう、お花屋さんへお願いします。リボンでも、ラッピングでもいいのです。これだけで印象がグッとよくなります。
これに習って、初めてその企業を訪問するときやビジネス上の大事な場面では、私は相手の会社のブランドカラーを意図的に取り入れた服装で行きます。
例えば、その企業のロゴがブルーと白だったら、白のジャケットにブルーのシャツ。あるいは紺のスーツに白の鞄。またはブルー系のアクセサリーをつけるといった具合に、必ず何らかの組み合わせをして、さりげなくアピールするのです。
もちろん、相手の方がこちらの意図をさっと見抜いて、「当社のブランドカラーですね」と反応してくれることは少ないですが、その方にとっては見慣れた色なのでス~ッと受け入れてもらえるのです。