今年(2016年)から、8月11日が国民の祝日「山の日」となった。これまで空白だった8月にできた祝日だが、夏休み真っ最中の学生からは「何でこの時期に!」「意味ない!」と悔しがる声が聞こえてくる。
ビジネスパーソンにとっては、導入初年が木曜日ということで、暑い盛りに仕事が休め、うまくいけば4連休も可能......と大歓迎されているのかと思えば、意外にもその恩恵には濃淡があるようで。
「ばんざい!」「ありがとう」
ツイッターを見てみると、様々な労働戦士から「山の日」への感懐が寄せられている。
まずは、まんまと休みを満喫できそうで、にこにこ顔の面々。
「4連休を手に入れた!山の日ばんざい!」
「夏休み...山の日から4連休を勝ち取り申した~!!」
「さりげなく4連休とれたのはすごく奇跡だと思った。ありがとう山の日」
など、翌日の金曜日に有休を取り、木~日曜日まで4連休にできた人が結構いるようだ。
さらには、お盆期間の15日(月)~21日(日)をくっつけ、11連休を勝ち取ったという強者も。
「8月の休暇申請完了。8月に山の日の祝日出来たのね。結果11連休に」
「夏休みは山の日から11連休ぐらいになります。社会復帰できませんね本当にありがとうございました」
「ボクは11連休予定ですが、引きこもり予定なので非リア充です」
まことにご同慶の至り。
「出勤だよ!」「風前の灯」
一方には、「山の日なんて意味ナシ」派もいる。
「山の日は出勤確定...orz...」
「社畜夏の休暇もないし山の日も出勤だよ!」
「山の日は消えてなくなりました。(出勤)」
また、山の日に休まなければならないせいで、希望の夏休みが取りづらくなってしまったという人もいる模様。
「山の日のおかげで12日絶対休めないじゃんねー」
「だんだんと夏休みが風前の灯状態になりつつありますね、山の日のおかけで平日1日休めるかどうか・・・って感じになっちゃったねw」
「下手に山の日なんて出来てしまったせいで、あの辺まで夏休みが取れなくなってしまった」
万人にお祝いされる日、とはいかないようだ。
ちなみに常盤薬品工業が運営する「眠眠打破(みんみんだは)委員会」が実施した「山の日に関する意識調査」(16年7月28日結果公表)によると、「山の日のおかげで夏休みが例年より長くなる」と答えた人は12.0%にとどまった。「例年と変わらない」が62.3%と最多で、「別の時期に夏休みをとるので関係ない」が25.8%だった(調査は16年7月10日、20歳~59歳のビジネスパーソン400人を対象にインターネットで実施)。(MM)