運用商品選びは慎重に
反対にデメリットとしては、「運用は加入者自身が行う」「原則として60歳まで引き出すことができない」「口座管理手数料などがかかる」こと。
積立金の運用は加入者の責任となり、運用成績によって受取額が変動する。どの金融機関の運用商品を選ぶべきか、慎重に見極めなければならない。
現にツイッターでは、
「個人でやってる投資信託は当然のことながら、確定拠出年金も死に体だった...」
「確定拠出年金の運用利回りがダダ下がりしていてツラい」
「運用利回りマイナス25%...死ぬまで働くか」
と嘆く声も聞かれる。
さらに、確定拠出年金は老後の資産形成を目的にしているため、原則として60歳までは引き出せない。「途中で取り崩せないほうが助かる」という人もいるかもしれないが、注意しておこう。
そして、忘れてはいけないのが口座管理手数料など。加入時の手数料や年間の口座管理費は金融機関によって差があり、長年積み立てるからこそ十分な検討が必要だ。
個人型確定拠出年金の運営管理機関の一覧は、国民年金基金のホームページから確認できる。
個人型確定拠出年金についての案内は特定非営利活動法人 確定拠出年金教育協会による「個人型確定拠出年金ナビ」、節税の早見表は「ダイヤモンド・オンライン」に詳しいため、参考にしたい。
ちなみに確定拠出年金普及・推進協議会事務局では2016年8月1日から8月21日まで個人型確定拠出年金制度の「愛称」を募集中だ。ひとり何作品でも応募でき、採用作品・1作品1名はギフトカード10万円分相当がもらえるという。老後の資産形成を考えるとともに賞品をねらってみては?(KM)