再生医療はいまが「旬」と見る 選んだ銘柄は「医薬品」ではなく......

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

1年前倒しで黒字転換見込み

   J‐TECは、2017年3月期の黒字転換が見込まれ「大化け」する期待がある銘柄だと思っている。2016年4月27日の引け後の決算発表では、今期(17年3月期)の見通しを500万円の黒字と発表。これまでの赤字予想から、1年前倒しで黒字達成を見込んでいる。

   翌4月28日は東京株式市場で買い殺到のため、しばらく値が付かなかった。しかも市場は、午後に日銀政策決定会合で政策維持が決まり、発表されたことで失望売りとなり、日経平均株価が前日比624円安の1万6666円と最悪の状況。そんな中でこの日の高値は230円高の1580円、終値は120円高の1470円だったのだから、つい口元が緩んでしまった。

   2016年5月19日引け後、J‐TECは小澤洋介社長の退任、富山化学工業で経営企画部長を務めていた比留間愛一郎氏の後任就任、また減資による累積損相殺を発表した。週明けの5月23日の株価は1478円と、前日(20日)比44円高に上昇した。

   7月29日現在の株価は、1235円。利益確保の、次のターゲットは2016年3月の1598円、2015年5月の1650円、富士フイルムの取得価格1900円と続く。

ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J‐TEC)
2016年7月21日現在 600株保有  平均取得価格1347円
年初来高値 2016/03/08  1598.円
年初来安値 2016/01/21  1024.円

石井治彦(いしい・はるひこ)
   1970(昭和45)年に大学卒業後、自動車大手に勤務。リース販売を手がける。投資歴は実質25年。入社後にユーザーと接するなかで得た情報と自分の知識で、最初のボーナスをもとに株式運用を開始。しかし、78~98年の20年間は投資する余裕がなく、休止に。それが幸いしてバブル崩壊の痛手は軽傷だった。ただ、いつでも動けるよう、日本経済新聞をはじめ経済誌などには目を通していた。
   「現物株式取引」と「長期投資」が基本姿勢。2011年の退職後は少しの小遣い稼ぎと、興味をもって経済誌を読むために株式を保有している。現在、14の銘柄で、1万3800株を運用。東京都出身、69歳。
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