思考訓練にお勧めポケモンGO ロボット・AI時代を見据えて

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   アメリカで大流行し、日本でも大ヒット中の「ポケモンGO」。ゲームアプリが「人をリアルに動かす」という革新性をもつ半面、「人がリアルに動くことによるトラブル」が発生しています。

   そんなポケモンGOですが、これから就活を控えている大学生や、若手のビジネスパーソンは絶対に触ったほうがいいと思います。なぜなら、この「トラブル」と「革新性」こそがビジネスのキモだからです。

  • 「考える」題材として最適
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起こりうるトラブルを想定

   ちょっと考えてみてください。バイトがやるべき仕事は、社員から言われたことを忠実にこなすことです。しかし、バイトやスタッフに指示を出したり、自ら企画を作り行動する社員の立場になると、やることが大きく変わります。そして、その仕事は「トラブル対応」と「新企画の立案・実行」に大きく分けられます。

   やっかいなお客さんが来店したり、想定外の問題が起こったりしたとき、バイトは社員や店長を呼ぶことになります。マニュアルに書かれていないことをするのは基本的にNGであるため、マニュアル外の事が起こったら社員に報告するのがルールだからです。

   では、報告を受けた社員は何をするでしょうか。その場で自分で考え対応する、です。会社で働いていると、そうした想定外の事象に年がら年中遭遇します。そして、それらのトラブルに、いかに的確に対応できるかが、その社員の評価につながります。

   ポケモンGOは、今までのゲームとは一線を画す、新しいゲームです。そのため、今まで起こりえなかった問題が数多く起きるはずです。ポケモンGOの先駆けとなったスマホ対応のオンラインゲーム「イングレス」とはユーザー数が桁違いであり、起こりうるトラブルの質・量とも桁違いになります。

   そこで、みなさんには実際にポケモンGOを使ってみて、どんなトラブルが起こるか想像し、それに対する対応策を考えてみてほしいのです。

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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