蒸し暑さが続く盛夏です。
この時期、女性にとってつらい物のひとつにストッキングがあります。洋服1枚余分に着込んでいるような暑さ! 帰宅して素足になったときの解放感は最高です。毎日、素足で通勤したい、できればトップスも風通しがよいノースリーブを着たい、制服がある会社が羨ましい......のではありますが、実は、制服があっても通勤着に一定のルールを設けている会社がけっこうあります。
今回は、特に制服のある会社で働く女性に向けて、通勤着について考えてみたいと思います。
会社のイメージを損ねる恐れ
まず、就業前後も見られているという自覚が大切です。
会社の最寄り駅から社員通用口(またはエントランス)までは、当然ながら多くの人が行き交います。会社へ出入りするあなたの姿を必ず誰かが見ているわけです。自分は気づかなくても相手は自分を知っているというケースがあります。例えば受付や窓口業務の人、昼休みに利用するお店の店員さんなど。
もちろん、あなたが会社へ入っていけば、周囲の人は「あっ、この会社の人なんだ」と改めて確認します。会社のカラーと比べて明らかに違和感のある私服での通勤は、就業前後といえども会社のイメージを損ねる恐れがありますから要注意。
どのような服装がNGか
次に、通勤用オフィスカジュアルとして許される範囲とはどこまでか、知っておく必要があります。具体的にどのような服装がNGかを見ていきましょう。
まず、流行りの肩だしトップス。デコルテが綺麗に見えるし、セクシーで可愛らしいので特に若い女性に大人気です。サロペットやショートパンツと合わせている方もよく見かけます。
ですが、ショートパンツやミニスカートは通勤着としては完全にアウト。それ以外の組み合わせの場合も、肩だしトップスは通勤着としてはおススメできません。ただ、そうは言っても着たいですよね(笑)。では、会社の最寄り駅から更衣室までは上に何かを羽織ってはいかがでしょう? 暑いけれど少しの我慢。ノースリーブを着る際も同様に。
続いて、ダメージデニム。膝や太もものあたりを敢えて破いてあるジーンズ。これも今年の流行りですが、オフィスカジュアルにおいてはデニムそのものがNG。一部にデニムや素足にサンダルまではOKという会社もありますが、ダメージデニムとミュールは避けましょう。
ここまで読んで、「流行りのもの全部ダメなのー!」とふくれっ面の方もいらっしゃるかもしれません。分かってほしいのは、そうしたファッションは自分の「オシャレ」のためのもので「身だしなみ」ではないということです。お給料をもらっているのですから、会社が求める身だしなみをするのは当たり前。あなたの気づかぬうちに、社内の上司や先輩にチェックされています。
「オシャレ」は休日、存分に楽しんで、通勤着は清潔感と清楚さを大切に。(篠原あかね)