大差をつけて勝ちたい(明治)
2016年6月24日、英国のEU離脱(Brexit)というショッキングな事件が起こり、世界経済は大混乱している。先週はドル/円相場が離脱以前の水準に回復し落ち着きを見せてはいるが、様々なリスクからEU離脱に関する経済不安が払拭されたわけではなく、景気の先行きに不透明感が増すことは避けられない。
私は、また経済不安が再燃するような出来事が起こればリスク回避の円買いが進み、ドル/円相場は1ドル=100円を切る展開を想定する弱気派だ。
さて、今回の「1000円から始める外為バトル」に出場するにあたり、これはFXにおける明早戦だと思っている。明治としては六大学野球においてもラグビーにおいても、早稲田はライバルであり、絶対に負けてはならないという気概がある。一つの校風であるといっても過言ではない。大学を代表して(勝手に)戦うわけであるから、いささかプレッシャーのかかるところではあるが、絶対に勝つことを目標としたい。それも大差をつけて。
運用方針は「一つの予想に固執しない」という一言に尽きる。
私は株式投資歴1年半、FX投資歴半年であるが、いまだに損切りできず大敗することが多々ある。それはどういう時かと自己分析したところ、相場が予想とは正反対に動いている、またはその気配があるにもかかわらず、最初に投資したときの予想に執着しすぎる傾向があることが分かった。
その改善策としては、投資する前に複数のシナリオを描き、相場の値動きに対して正直に投資するということを考える。かりに予想が外れれば、より早い段階で損切りし、他のシナリオにシフトすることが大事である。
生まれてこのかた、初めて連載記事を担当するわけだが、もともと文章を書くのは苦手で、読者の皆様は読みにくいと思われるかもしれない。できる限りの努力はするので、何とぞお付き合いいただきたい。(明治NS)