あなたの選んだアルバイトが、前回述べた4つの条件にすべて当てはまる仕事であれば、学生生活は非常に充実したものとなり、就活の面接など恐れるに足らなくなるはずだ。
「それは分かったが、そんな都合のいいアルバイトがあるのか?」
といぶかしく思われたあなた、それがあるのだ。
「大手学習塾の塾講師」である。
だからこそ狙い目
「塾講師だって!? むしろ残業代が出ない『ブラックバイト』だと聞いたことあるけど......」
確かに、ブラックバイト問題が報道される際に、その事例として塾講師が取り上げられることがある。しかし、だからこそ狙い目だともいえる。
私があえて塾講師をお勧めするポイントは次の3点である。
(1)「いい塾」しか生き残れない
少子化の影響から学習塾業界の競争は激しく、2005年ごろから業界大手間での合併・買収・連携などの再編が進んでいる。同時に業界全体の認知度も上がったことで、従業員の生活も充実したものでなければならないという発想が業界内に定着してきている。
悪質な塾は、ブラックバイト報道の影響もあり、徐々に淘汰されつつある。