アメリカ発祥の会員制量販店「コストコホールセールジャパン」(本社:神奈川県川崎市)は2016年7月1日、店舗利用に必要な年会費の改定を発表した。個人向けの「ゴールドスター」会員が400円アップして年間4400円(税抜き)に。法人向け会員も3500円から3850円(同)になる。年会費の改定は1999年の日本上陸以来初めてで、2016年9月1日から適用される。
マフィン、ロティサリーチキンは「値下げ」
個人向け会員の年会費が、消費税5%の時代と比べ、税込みで500円以上の値上げとなるため、ツイッター上では、「さすがに高すぎ」「厳しい」と困惑の声が上がっている。
日本で初となる値上げに今、踏み切った理由について、同社の担当者はJ-CAST会社ウォッチの取材に、
「今まで以上により価値ある魅力的な商品を会員様にお届けするためです。会員の皆様に大変人気のあるディナーロールは498円から458円に、マフィンは838円から798円に、ロティサリーチキンは799円から699円に価格改定させていただきます」
と説明している。最近の円高・ドル安傾向と年会費の改定は「関係ございません」という。 アメリカのコストコでは2011年に年会費が10%値上げされ、ゴールドスター会員の年会費は50ドルから55ドルとなった。