彼らとも信頼関係を築け
実直タイプの人間にしてみれば、お調子者タイプの同僚が周りからのうけのよさだけで高評価を得ているのが面白かろうはずがない。でも、その心根が「ひがみ」と受け取られる心配はないか。
ウェブコンサルティング会社「フリーセル」が監修するサイト「Webコンサルタント.jp」では、世渡り上手な人への見方を改めるためのヒントが紹介されている(12年9月29日)。
「同期はみんな要領が良く、自分は要領が悪い」とくよくよしている人に、世渡り上手の「定義」を挙げてもらうと、
「オイシイところしかやらない(雑務をしない)」
「口数が多すぎる(うるさい)」
「思っていることと違うことを言う(平気で嘘をつく)」
「人によって態度が違う」
「他人を蹴落とす」
「全体的に軽い」
だった。しかし、それらは見方を変えると、
「ポイントを明確に捉えている」
「コミュニケーション能力が高い」
「セルフコントロールができる」
「状況判断能力が高い」
「生存率が高い」
「人見知りをしない」
ともとれる。
世渡り上手と思える人からは、彼らのそうした能力で手を貸してもらい、反対に自分は自分の誰にも負けないと思う能力で彼らを手助けする。そうやって「自然な Give and Take」の信頼関係を作ることが必要だ、とその記事は説いている。(MM)