新生銀行が全国の会社員などを対象に、2016年4月に実施した「サラリーマンのお小遣い調査」によると、男性会社員の1か月当たりの小遣いは平均3万7873円だった。15年に比べて231円増えたものの、1979年の調査開始以来、3番目に低い水準となった。6月29日に発表された。女性会社員のお小遣いは前年比966円減の3万3502円だった。
20代の昼食代が急に
とくに、世帯に未就学児と小学生、中・高校生、大学生と社会人をかかえる男性会社員は、3万円を下回っており、子育て・教育の負担が父親のさいふにまで響いていることがうかがえる。
また、ランチ事情では、男性会社員の1日の平均昼食代は前年比14円減の587円だった。年代別でみると、30代、40代が600円を超える一方、15年に最も高かった20代は174円減少して528円となった。1週間のうち、昼食に「弁当」を持参する男性会社員の割合は、平均で34.9%と、社員食堂(20.4%)、弁当購入(19.6%)、外食(15.9%)などを押さえ最も高くなっている。
1回の飲み代は5102円。1か月平均2、3回飲みに行っている。飲みには行かないけれど自宅で飲む「家飲み」は1回2734円だった。