壁の外に伝えていけば
「残念なことに、こういう廃墟情報は、日本人が日本語でブログとかに公開しているものは多いのですが、英語で書かれていないんですよね。英語も付けて、Facebookの廃墟好きコミュニティに伝えれば、もっとたくさんの人が楽しめるんですけどね」
あまりにたくさんの人が来てしまうと、環境が破壊されるなどの問題も生じるでしょうが、ともかく、日本国内にはこのように魅力的なスポットがたくさんあるのです。
そのスポットが、日本語の壁の内だけで消化されているのが惜しい。これを壁の外に伝えていけば、大きなビジネスとなり得ます。
国としては、経済規模が縮小する衰退途上国ですが、元世界第2位の経済大国であり、長い歴史をもっていますから、まだまだチャンスがあります。この国の魅力を、自国内で「すげーすげー」と慰撫しあうのではなく、外に向けてアピールすることで、豊かになっていくことは可能です。
人口減少が進むにつれて増えていく観光スポット、廃墟。
死中に活あり、衰退に廃墟あり。
「希望は残っているよ。どんな時にもね」
(森山たつを)