外国人にも魅力を伝えたい 日本が誇る新たな観光名所、それは

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壁の外に伝えていけば

「残念なことに、こういう廃墟情報は、日本人が日本語でブログとかに公開しているものは多いのですが、英語で書かれていないんですよね。英語も付けて、Facebookの廃墟好きコミュニティに伝えれば、もっとたくさんの人が楽しめるんですけどね」

   あまりにたくさんの人が来てしまうと、環境が破壊されるなどの問題も生じるでしょうが、ともかく、日本国内にはこのように魅力的なスポットがたくさんあるのです。

   そのスポットが、日本語の壁の内だけで消化されているのが惜しい。これを壁の外に伝えていけば、大きなビジネスとなり得ます。

   国としては、経済規模が縮小する衰退途上国ですが、元世界第2位の経済大国であり、長い歴史をもっていますから、まだまだチャンスがあります。この国の魅力を、自国内で「すげーすげー」と慰撫しあうのではなく、外に向けてアピールすることで、豊かになっていくことは可能です。

   人口減少が進むにつれて増えていく観光スポット、廃墟。

   死中に活あり、衰退に廃墟あり。

「希望は残っているよ。どんな時にもね」

(森山たつを)

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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