けしてダサくはない
サイクリストは申し込み時に補償金として100ポンド(約1万5000円)を預ける。契約条件を満たせない場合、補償金は戻ってこない。ライトや盗難防止のチェーン、自転車保険、故障時の修理などのアイテム・サービスは無料で提供される。
広告用の自転車と聞けば、多くの人は、社名を大書した武骨な商用自転車を想像するかもしれない。が、Buzzbikeのキャンペーン用に製作されたバイクは、見た目もオシャレ。名車「Mini Cooper」の設計者の息子が立ち上げたという「Cooper Bikes」のセンスが光る。同社のバイクは、日本で買えば12万円は下らないそうだ。
Buzzbikeはこの秋に100台、来春に1000台の投入を目標に、現在クラウドファンディングサイトでキャンペーンを実施中。サイトでは利用者の申し込みも受け付けている。氏名、連絡先、スマホの機種、通勤ルート(自宅とオフィスの郵便番号を入力)、勤務先情報などを入力する。
ロンドンは交通費が高いから、無料で自転車がレンタルできるとなると、契約条件が多少きびしくても利用者が殺到しそうだ。(執筆:中井千尋 編集:岡徳之)