三菱自動車は2016年6月22日、17年3月期の連結最終損益で1450億円の赤字を見込んでいると発表した。16年3月期は725億円の黒字で、最終赤字となるのは8期ぶり。4月27 日に16年3月期決算を公表した時点では、燃費データの不正問題による影響を見極める必要から17年3月期の業績予想を「未定」としていた。
売上高16%減見込む
売上高は前期比16%減の1兆9100億円、営業利益は82%減の250億円を見込んでいる。燃費データの不正が営業利益を550億円押し下げる。さらに、特別損失として顧客への支払いで500億円、軽自動車をOEM供給する日産自動車や販売会社などへの支払いや、水島製作所社員の一時帰休費用などで1000億円を計上。合計で2050億円の影響が出ると試算した。