お願い!私の仕事奪わないで 広まる「接客ロボ」導入に警戒感も

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「利用したい」は4分の1

   ペッパーの快進撃とは裏腹に、ロボットの接客に対するネガティブな評価も聞こえてくる。

   クロス・マーケティングが実施した「コミュニケーションロボットによる接客に関する調査」(16年5月31日結果公表)では、ロボットによる接客を「利用したいと思わない」と答えた人が43.3%にのぼり、「利用したい」の24.7%を2倍近く上回った。

   利用したいと思わない理由の第1位は「会話の微妙なニュアンスなど、人間の接客の方が良い・勝っている」(27.4%)。「人間より時間や手間が掛かりそう(動きの遅さ・会話のぎこちなさなど)」(26.9%)が続き、「ロボットの接客自体が嫌だ」(25.4%)と完全否定の人も4分の1程度いた。

   ちなみに利用したい理由のトップ3は「楽しそう」(50.0%)、「気を遣わなくて良さそう」(39.5%)、「分かりやすい接客・案内・提案を受けられそう」(37.2%)だった。

   ロボットの接客を体験したことがある人(7.1%)は、ダントツで「楽しい」と評価(67.1%)。以下「親しみやすい」(49.4%)、「気軽に利用しやすい」(41.2%)と続いた。

   まだまだロボット接客に違和感を覚える人が少なくないようだが、数字を見るかぎり、実際に体験してみたら好印象を受けるということのようだ。導入企業の増加につれて、人々の抵抗感が払拭されれば、街のお店はロボットだらけという未来も、まんざら来ないとも言えないのだろうか。(MM)

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